08/01/21 23:08:45
URLﾘﾝｸ(devnewsimg.mydaily.co.kr)
[マイデイリー]ギリシア出身の世界的な女性歌手ナナ・ムスクーリが20日午後、ソウル・セントラ
ル・シティー・ミレニアム・ホールで最後の来韓公演の序幕を開いた。この公演のVIP席の価格はおよ
そ19万ウォンに達する。去年、国内にはクリスティーナ・アギレラ、ビヨンセ、エリック・クラプト
ンを含みリンキン・パーク 、ミューズ、エンニオ・モリコーネ、ナイン・インチ・ネイルズなど最高
級のミュージシャンたちが来たし、今年もセリーヌ・ディオン、ビヨーク、マイ・ケミカル・ロマン
ス、マルン・ファイブなどの公演が待っている。
国内音楽ファンたちに嬉しいニュースだが、過剰に高いチケットの値段は憂慮も催す。隣国日本と比
べても韓国の来韓公演価格は法外に高い。アギレラの公演R席は日本の武道館で7万ウォンだったが、
韓国で17万6000ウォンに達した。セリーヌ・ディオンのプレミア席とR席は日本の東京で13万ウォン、
10万ウォンほどだったが、国内では22万ウォン、18万ウォンだ。スコールピオンズ(日8万ウォン、韓
13万5000ウォン)、ドリームシアター、メガデス(日7万ウォン、韓8万8000ウォン)も同じだ。
両国のGDP水準と市場規模、物価差などを考慮する時、このような格差は目立つ。特にアルバム価格と
比べるとさらに分かりやすい。日本でCD3枚の価格と見られる公演を、韓国ではCD13枚の価格を支払わ
なければならないわけだ。
一番問題なのは、韓国国内企画会社間の過熱競争だ。企画会社どうしの競争でロイヤルティやギャラ
ンティーが上昇して、これは自然にチケット価格の利益追求を引き出す。チケット価格の利益追求は
予約率の低調によって結局、招待券を濫発するに至る。損益を計算して、公演直前のドタキャン事態
もたびたびあった。結局、度が外れた競争がチケット価格の高騰をよび、これは予約率の低調をよび、
結局、企画会社は公演のスケールを減らし、設備を惜しんで損害を減らそうと考える。
拙速公演が続いて企画会社の損害が大きくなれば「大当り公演」の一発を狙って抜けようとする業者
も増加する。これはまた企画会社間の競争をそそのかしてビッグ・スターをよぶ機会はますます減る
悪循環の構造になる。このように悪材を経験して来たせいで、来韓公演を行う海外ポップスターたち
は、日本公演よりもっと高いギャランティーを要求する。公演失敗や取消しによる危険手当を追加す
るのだ。アギレラとビヨンセの来韓公演を誘致したB4Hエンターテイメント側は「アギレラのギャラン
ティーで10億ウォン位を支払った。リスク手当てなどで日本より韓国に20～30%以上高い出演料を要求
する」と明らかにした。
アルバム市場が大きくて海外アーティストに対する需要の高い日本は、広報のためにちょっと安い価
格にできる一方、韓国はそうではないわけだ。このためにポップスターギャランティーに過度なバブ
ルが出る。1回の公演による問題点も漏らせない。アギレラの場合、公演開始直前に入国して遅刻公演
を終えると急いで出国した。ただ1回の公演のみの誘致だからチケット価格が上がるしかない。日本の
場合、地方都市まで大規模ツアーを開催しながら利益を分配し、チケット価格を下げる一方、韓国で
は公演を誘致する音楽的基盤も脆弱で長期間の公演場の手配も容易ではないのが実情だ。
このような問題点を解決するための公演企画会社間の動きも見える。今年セリーヌ・ディオン、ビヨ
ーク、マルン・ファイブなど海外アーティストたちの公演を大挙誘致したイエローエンターテイメン
ト側は「このままでは、みんな共倒れになるという公演企画会社間の危機意識が高まっている。過度
の競争をやめて、合理的なチケット価格を設定するために悩んでいる」と明らかにした。国家的な支
援や調整も必要な時点だ。
ソース：マイデイリー(韓国語)海外スター来韓公演、どうしてこんなに高いのか
URLﾘﾝｸ(www.mydaily.co.kr)