08/01/21 09:48:26
◆関空制限区域に中国人、搭乗直前に「逃亡」
関西国際空港で今月14日、中国・大連行きの日本航空便に搭乗する予定だった
中国人男性(28)が、ボーディングブリッジ(搭乗橋)の職員用階段から無断で
駐機場に下りて一般人の立ち入りが禁止された制限区域に侵入、
さらに空港警備をすり抜けて空港外に出ていたことが20日、分かった。
地上にいた警備員は男性を関係者と思い込んだうえ、
男性は空港内のチェックゲートも通過して対岸に渡っていた。
日航や関西国際空港会社の警備体制の甘さが露呈した格好だ。
関係者によると、男性は兵庫県内の飲食店で調理師として勤務。
帰国することになったため、当日は受け入れ先の企業関係者に見送られ、
出国手続きを済ませたあと、午前9時55分出発の大連行き便に乗る予定だった。
男性は搭乗橋のドアから地上に下りて逃げたが、地上にいた警備員は
男性を関係者と思い込んで見逃した。
不審に思った整備士の指摘で追いかけたが、見失ったという。
その後も関西空港署員らが捜索したが発見できず、男性はチェックゲートでも
制止されることなく外に出て、関西空港駅から電車で対岸に渡ったらしい。
昼ごろになって男性と電話で連絡できた企業関係者が男性に付き添い、
深夜に同署に出頭。
出国手続き後に国内にいたため、同署は出入国管理法違反(不法上陸)の
疑いで男性を逮捕したが、処分保留で釈放され、3日後に日航便で帰国した。
日航によると、同便に使用した搭乗橋は外側から施錠できるタイプだが、
出発作業にあたる職員が出入りしやすいよう、当時は無施錠だった。
内側からノブを回すだけで外に出られたという。
日航関西空港支店は「航空機から降りる人への認識が足りなかった。
二度とこのようなことのないよう地上作業時の監視、保安体制を強化したい」と
話している。
MSN産経新聞 2008.1.21 02:34
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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