08/01/16 23:32:06
原油輸入量が大幅減 経済回復への道遠し
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北朝鮮の2006年の原油輸入量が、経済状況が厳しかった1997~98年のレベルに落ち込んだことが分かった。
統計庁によると、北朝鮮の原油輸入量は99年の232万5,000バレルを底に01年(424万4,000バレル)、
02年(437万6,000バレル)と増え続けていたが、03年に420万7,000バレルに減少し06年には
384万1,000バレルに落ち込んだ。06年の輸入量は韓国の 0.43%にすぎず、「苦難の行軍」と呼ばれた
不況の時期に当たる97年(370万9,000バレル)や98年(369万4,000バレル)と変わらない。
北朝鮮は80年には1,539万3,000バレル、90年には1,847万2,000バレルの原油を輸入していた。
ここ数年の輸入量が当時の5分の1程度にすぎないのは、北朝鮮経済が90年代後半の最悪の
時期を超えたものの、依然として回復していないことを示す。特に、03年以降に輸入量が減少
したのは、核開発疑惑による国際社会との関係悪化が影響しているとみられる。
北朝鮮のエネルギー供給構造を見ると、石油エネルギーの比率が02年の8.0%から06年は4.4%に下落。
代わりに、まきや廃棄物など「そのほかのエネルギー」は同期間、5.0%から9.3%に上昇した。
同期間、石炭は70.0%から68.7%、水力は同17.0%から17.6%とほぼ変動がなかった。