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子供たちの文化では日米が市場を二分している-フランクフルター・アルゲマイネ(2007年12月17日)
今年もドイツでは贈り物を並べるテーブルの上に、日本の特産品が置かれることだろう。特に子供がいる家では。
ゲームボーイ、マンガ、アニメのDVDなど、日本製の遊び道具が子供たちの望む品である。この市場は、特に
7歳から17歳までの男の子の間では(最近では、女の子の間でも)、日本の企業に支配されている。子供たちの
文化を形作っているものには(中でも文学では)、欧州の企業、映画制作者、作家もたしかにまだいる。しかし、電子
メディアやそれに関係した息をのむようによく組織された画像の市場化に関して言えば、米国と日本が市場を二分
している。政治と同じく、ポピュラー文化でも、唯一の超大国、米国が支配しないまでも、圧倒的な影響力を及ぼし
ていたことが一時あったかに見えた。(中略)1989年にベルリンの壁が崩壊すると、日本の別の企業、任天堂が
最初のコンソール、ゲームボーイを登場させた。これを1億2000万個も売り、伝統的には閉鎖的な国である日本が
ポップカルチャーで米国に次ぐ地位を得た。これがこの20年、子供の世界を大きく変えた。子供の文化に縁が遠く
なった多くの大人の予想を大きく上回る勢いである。(中略)ドイツで本の売れ行きが最も伸びているマンガは、しば
しば言われるほど単純なコミックではない。宮崎駿のアニメ映画はディズニー映画の日本版ではない。(中略)
「アルプスの少女ハイジ」が75年にテレビで流されたとき、制作した高畑勲と宮崎の天才を見抜けなかった。(後略)
明治維新 関東大震災 日米戦争敗戦 バブル崩壊
1867 1923 1945 1993
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第一帝国時代前半 第一帝国時代後半 第二帝国時代 第三帝国時代
(近代国家完成) (軍事的覇権) (経済的覇権) (文化的覇権)
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