【中国/コラム】日本アニメ放映禁止に抗議して、地下鉄爆破宣言をした大学生[01/06]at NEWS4PLUS
【中国/コラム】日本アニメ放映禁止に抗議して、地下鉄爆破宣言をした大学生[01/06] - 暇つぶし2ch2:ニライカナイφ ★
08/01/16 06:12:50
2006年4月9日、林は自分で作った爆弾と脅迫文を北京の西単にある図書大厦
(図書ビル)に置いた。この図書大厦は北京最大の書店で、天安門のある長安街を
さらに西に行ったところにある。

いつも大勢の子供や若者たちで賑わい、本が陳列してある戸棚と戸棚の間は
座り込んで読書にふける若者たちで埋め尽くされ、まともに歩くことさえできない。
脅迫文は新聞の文字を一文字一文字切り抜いて、それを糊で貼り付けて作成して
あった。文面はこうだ。

─これは警告だ。お前の会社から(著者注:図書大厦のことか?)1カ月半以内に、
すべての中国国産アニメを引き下ろせ。そして日本アニメを市場に出せ。
もし拒絶すれば、すぐに地下鉄八号線を爆破する。

図書大厦に仕掛けてあった爆弾は、まったくの偽物で、落花生油に2つの電池と
豆電球が装置されているもの。
爆破装置としては機能できず、もちろん爆発はしなかった。

が、林は刑事責任能力があるとして逮捕された。
どうして林が犯人だとわかったのかは、新聞は明らかにしてない。
また事件が起きたのが2006年4月9日であるにもかかわらず、法廷が開かれるまで、
この事件が極秘裏に扱われ、事件発生から1年3カ月も経った2007年7月4日になって
初めて報道された、というのも異例である。

中国政府側としてはよほど世間に知られたくなかった事件だったのか、と推測される。
林は、法廷で次のように述べている。

「僕は日本のアニメが大好きだ。中国の国産アニメは実に低劣で比較にならない。
外国の優秀なアニメが中国に入ってくることを望んでいるのは、中国の青少年たち
自身なのだ。これは中国青少年が自ら求めたものである」

やったことは稚拙だし、誰がどう見ても犯罪だ。けれども林の発言内容は、
ひとつの真実を突いている。
それだけに刑事責任能力は十分にあったとみなすのは当然だろう。
しかし彼の言葉の中に、キラリと光る、中国の青少年たちの本音が
のぞいているのではないだろうか。

林はこう続けている。

「だから、僕はこういう事件を起こしたのだ。極端な方法で(中国政府の)関係部門の
注意を喚起し、外国アニメに対する、このような文化的差別をしないようにしてほしいと
希望したのだ」

裁判官は彼に問うた。
「もっと正常なやり方で関係部門に対して意思表示をしようとは思わなかったのかね?」

林はきっぱり答えている。
「(中国)文化保護政策は政府が決めたものでしょう?
一般の人が何か言ったって、いかなる結果も出てこない。
だから、こういう人の目を引き、すぐに反応が出てくるような、
過激な方法を用いるしかなかったのです」

■日本動漫がもたらした民主主義的スキーム

たしかに今までは、政府が決めたことを庶民が変えるなんてことは、
中国においては絶対にできなかった。
だからふつうの手段で意思表示したのでは効果は何も得られなかっただろう。

(2/4ページ)

>>3へ続きます。


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