08/01/15 08:11:59 株 BE:178358235-DIA(401000)
【ソウル15日共同】韓国政府は15日、1973年の金大中氏拉致事件などに関する外交文書を公開した。
日本と韓国が事件の捜査を棚上げした「政治決着」に批判が高まった77年、岸信介元首相(故人)の側近、
矢次一夫氏(同)が、世論を沈静化させるため拘束中の金氏の保釈を駐日韓国大使に打診、大使が
拒否していたことが分かった。
当時、韓国中央情報部(KCIA)の金炯旭元部長が「事件はKCIAの犯行」と米議会で証言。矢次氏は、
証言が裏付けられる事態になれば、韓国政府機関が無関係であることを前提とした政治決着が破たんし、
「福田(赳夫)内閣の命取りになりかねない」と述べる一方、金氏の保釈で事態は落ち着くと強調。日本の
政局安定を目的に金氏の自由の回復を模索していた。
矢次氏は日韓協力委員会幹部で日韓政財界に広い人脈を誇った人物。
金元部長は77年6月に米議会で証言したのに続き、7月には共同通信などの取材に対し、岸、矢次両氏が
日本商社の依頼を受け、ソウルの地下鉄車両納入をめぐり朴正熙大統領に働き掛けていたと発言した。
2008/01/15 00:05 【共同通信】
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