08/01/14 22:25:10 9bvaEBVw
骨と比べて歯の形質は環境の変化に左右されにくく、遺伝的影響を強く受けている。
その上、歯は体で最も固い組織なので土中でも残りやすく、人類のルーツを探る上で最も有効な資料だ。
上あごの前歯の内側がシャベル状にくぼんでいる複雑な我々の歯を「シノドント」と呼ぶそうな。
もうひとつの種類で東南アジア系の特徴であるシャベル状が弱く単純な形状で奥歯も小さいのを「スンダドント」と呼ぶ。
従来、縄文人のルーツは東南アジア系民族だと言われてきたが歯の形状を調べてみるとどうもそうではないようだ。
我々と同じ「シノドント」型の歯が多く見られるとのこと。
旧石器時代後期から縄文時代前期にかけて北方からの影響を受け続けていたようだ。
要するに日本列島における縄文人は東南アジアだけではなく他の地域にもない独自の民族を形成していたという事になる。
その縄文人と中国大陸南部からの移民である我々の祖先が混血してできたのが今の日本人ならば、我々日本人はまさに独特の民族だと言いきれるだろう。