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【ワシントン11日早川俊行】中国が昨年1月に実施した衛星攻撃兵器(ASAT)実験によって数多く発生した
スペースデブリ(宇宙ごみ)との衝突を避けるため、米国の衛星2基が進路の変更を強いられていたことが分かった。
11日付の米紙ワシントン・タイムズが報じた。
進路を変更したのは商業通信衛星「オーブコムFM36」と米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星「テラ」。
前者は昨年4月6日に、後者は同6月22日に、それぞれデブリと近距離になるのを避けるため、地上からの操作
で進路が変えられた。
これに関して、米空軍宇宙軍団のテッド・クレスギ航空宇宙情報作戦部長(准将)は「中国は地球を回るスペー
スデブリの数を20%増やした」と、中国のASAT実験を批判。デブリは最大100年間にわたって衛星の脅威になり
続けると指摘した。
同紙によると、宇宙軍団は中国のASATがもたらす脅威を特定し、その対抗策を開発するための検討作業を行
っている。だが、クレスギ氏ら軍幹部は中国のASATを米国の新たな脅威と認識し、情報収集活動の強化を主張
しているのに対し、中国寄りの政府高官はこれを過小評価しようとしているという。
ソース:世界日報
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