08/01/05 07:25:21
(>>1の続き)
[録音:鉄道技術研究員]
「時速 140~180余り出ていたが、あんまり揺れるから私たちが見物している途中にこれ
ではだめだろう、ストップしなさいと…」
高速鉄道テストがこのように蹉跌を来たしたことで選ばれたのがムクゲ号列車。
しかしこれまた研究員試験の結果、時速141kで列車が水平と垂直方向にひどい震動現象
が現れた。
走行試験機器は当初2005年末に完成する予定であった。
しかし基準の性能を出すことができずに、延期を重ね2年経ったの去年11月に設置を
終えた。当時鉄道技術研究員はKTXの各種性能をテストする”鉄道安全性能研究施設”
竣工式を盛大に行った。
しかしその時も問題の試験装備の上にはKTXに包装されたムクゲ号列車が置かれており
事実上この行事に参加した各界人士を欺いた結果になったのである。
研究員の一博士はムクゲ号列車で竣工式を行った事実の発覚を恐れ研究員側が入れ
替わった現在ではムクゲ号列車での試験そのものも不透明だと語った。
これに対して鉄道技術研究員は列車なしに実施した無負荷試験では時速420kを確認したし
短い時間に装備を作ったために補完事項があるだけだと説明した。孝誠側の関係者も試験
装備には何らの問題がないと主張している。
しかし巨額を投入した試験装備の不実で、早速各種研究開発事業に蹉跌がもたらされて
いる。鉄道技術研究員は開発中の列車を試験することができず、中国にまで列車を持って
行き試験をするなど、去年2006年から5年間計画された各種試験20余件ができるか疑問
だという。
我が国は最近世界で四番目に高速列車を開発して国際的な注目を集めた。
しかし一番重要な安全装備の開発が予算だけ浪費したまま蹉跌を来たしたことでせっかく
の成果も色あせてしまっている。
(以上)