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★北朝鮮、李明博氏当選に沈黙
北朝鮮は、韓国大統領選挙が終了して6日目になる25日まで、李明博(イ・ミョンバク)氏の当選を一言も
報道していない。過去に金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)の両氏が当選した際には2日後に
報道しており、今回の沈黙ぶりは異例だ。
専門家らは、北朝鮮が李明博新政権に対する立場を整理できていないためとみている。特に李次期大統領が
20日の記者会見で、北朝鮮の人権問題について、「(北朝鮮の)機嫌を取ってきた部分は変化するだろう」と
述べたことをめぐり、対南工作機関の意見調整がついていないとみられる。
北朝鮮政府関係者の個人的な反応もさまざまだ。21日に開城工業団地経済協力協議事務所の竣工式で
権浩雄(クォン・ホウン)内閣参事は「(李明博氏が)南北協力の大勢を変えることができようか」と述べたとされる。
一方で、朝鮮人民軍の金格植(キム・ギョクシク)総参謀長は、李明博氏には直接言及しないまま、韓半島
(朝鮮半島)に「緊張した情勢が生まれている」と語った。
治安政策研究所のユ・ドンリョル研究官は「北朝鮮の核問題が複雑化している状況で、金正日(キム・ジョンイル)
総書記の最終決定が遅れているとみられる。一両日中にもあるとみられる初報道がどんな表現になるか
注目される」と指摘した。
北朝鮮は2002年12月の韓国大統領選挙で盧武鉉氏が当選した際、「6・15宣言(南北共同宣言)に反対し、
反共和国対決を鼓吹した勢力が惨敗した」と伝え、1997年12月に金大中氏が当選した際には「政権交代が
成し遂げられたが、多くの課題が山積している」と慎重な立場を表明した。
安勇炫(アン・ヨンヒョン)記者
(朝鮮日報/朝鮮日報JNS 2007/12/26 10:57:29)
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