07/12/18 19:00:44
弘前市教育委員会は、中国産野菜の一部で残留農薬問題が指摘されたことなどを受け、小中学校向け
給食での中国産食材の使用を自粛する方針を決めた。国産食材への切り替えやメニューの見直しを急ぎ、
早ければ一月の献立から中国産食材の使用を自粛する。
この対応について、成田雅幸教育部長は「中国産食材のすべてが粗悪なものではないが、保護者の食の
安全に対する心配も十分理解できるため、極力使わないことにした」としている。この方針は、今月初めの
教育委員会会議で確認し、市教委内の給食関係課に指示したという。
市教委のまとめによると、二〇〇六年度に学校給食に使われた主な中国産食材は、マッシュルーム
(約千六百二十九キロ)、春雨(約五百二キロ)、キクラゲ(約三十一キロ)など。
中国産食材を使ってきた背景には、国産品に比べ十分の一から四分の一という価格の安さや、一括大量
購入がしやすいことなどがある。市教委給食業務推進室は「費用面も勘案し、他市の先行事例も参考に
しながら、国産食材への切り替えやメニューの見直しを急ぎたい」と説明している。
ソース
東奥日報 URLリンク(www.toonippo.co.jp)