07/12/17 19:10:00
損賠提訴：三重・布製品会社「働かず損害」と提訴 中国人研修生「社長が暴力」反訴
三重県四日市市楠町の布製品メーカー「三和サービス」が、中国人研修生が仕事をせず
損害を受けたとして、研修生５人を相手取り約２７５０万円の損害賠償を求める訴訟を
１７日までに津地裁四日市支部に起こした。一方、被告側も同日、仕事をしなかったのは
同社側が仕事をできない状態にさせたためだとして、未払い賃金５人分計８００万円などの
支払いを求めて提訴した。
三和サービス側の訴状によると、同社は０５年４月～０８年４月、被告らを研修生として
受け入れたが、今年４月３０日、被告らが仕事をボイコットしたため、取引先からの受注と
売り上げが減った。８月２７日に再び被告らがボイコットしたために納期が守れず、
取引先からの受注が激減。布製品製造部門が廃業に追い込まれた。同社側は売上高の
減少と、被告らを受け入れるために行った設備投資代などの賠償を求めている。
一方、被告側は「社長側に暴行を受けるなど働ける状態ではなかった」と主張。
被告の提訴を受け、三和サービス側は「暴力は振るっていないし、労基署の指導を受け、
賃金は支払っている」と反論している。【山口知】
毎日新聞 2007年12月17日 中部夕刊
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