07/12/14 22:58:25 XJ52SmGW
【赤旗】 尖閣諸島は日本領なのですか?
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〈問い〉 尖閣諸島を日本領土としたのは、日清戦争中だったと聞いています。
日清戦争で日本の植民地となった台湾は戦後、中国に返還したのに、なぜ、尖閣
諸島は日本領なのですか? (東京・一読者)
〈答え〉 尖閣諸島は、魚釣島、北小島、南小島、久場島、大正島の五島と、沖の北岩、
沖の南岩、飛瀬岩の三岩礁からなり、面積は5・56平方キロメートルで、甲子園球場の約百
四十個分の広さです。
一八八五年(明治十八年)以降、日本政府は再三にわたり現地調査し、これが無人島で
あるだけでなく、清国の支配が及んでいる痕跡がないことを確認の上、一八九五年一月十四日に
現地に標杭を建設する旨の閣議決定を行ない、日本の領土に編入しました。その後、日本人が
居住して、かつお節工場がつくられるなど、日本が実質的に支配してきました。
この時期が日清戦争(一八九四年八月~九五年四月)と重なっていたことから、中国は、日本が
戦争に乗じて尖閣諸島を不当に奪ったと主張しています。しかし、尖閣諸島の編入は不当な領土
拡張ではなく、日清戦争とはまったく無関係です。
日清戦争終結のための日清講和条約(一八九五年四月)は、台湾・澎湖諸島の日本割譲を
決めました。これが日本側の不当な領土拡張であることは明らかですが、このなかに尖閣諸島は
入っていません。交渉過程でも尖閣諸島の帰属問題はとりあげられませんでした。
一九四五年、日本の敗戦により、カイロ宣言およびポツダム宣言にしたがって、台湾と澎湖諸島など
日本が中国から不当に奪った地域は中国に返還されました。尖閣諸島はこのなかに含まれず、
中国側も日本のポツダム宣言の受諾当時、尖閣諸島を要求していませんでした。
この事実から、尖閣諸島の領有権が日本にあることは明らかですが、一九七一年以後、中国も
領有権を主張しています。
日本共産党は、領有権問題は平和的な話し合いを通じて、解決することが必要だと表明しています。(喜)
〔2004・4・1(木)〕