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「南京事件」の総括 田中正明
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序 日本人が虐殺された南京事件
戦前派の私たちは、南京事件といえば、昭和2年(1927年)3月、、蒋介石の北伐中に起きた
共産派の暴徒による排外暴動を想起する。外国の権益や領事館、居留民団を襲い、虐殺、暴行、
掠奪の限りを尽くした事件である。
(中略)
この時の惨状を佐々木到一氏(のち第16師団第30旅団長として南京に入城・少将)は次の様に
記している。
「領事(盛岡正平)が神経痛のため、病臥中をかばう夫人を夫の前で裸体にし、薪炭車に連行して
27人が輪姦したとか、30数名の婦女は少女に至るまで陵辱され、現に我が駆逐艦に収容されて
治療を受けた者が十数名もゐる。根本大佐が臀部を銃剣で突かれ、官邸の二階から庭上に飛び
降りた。警察署長は射撃されて瀕死の重傷を負った。抵抗を禁ぜられた水兵が切歯扼腕してこの
惨状に目を覆うていなければならなかった」
その惨状は筆舌に尽くしがたい酷いものであった。日本軍は発砲を禁じられて何の抵抗もせず、
居留民保護に当たるどころか、簡単に武装解除されて、監禁・暴行されるありさまであった。
中国兵はますます日本兵に対して狂暴さを増すのみであった。佐々木氏は、これが日本の平和外
交の現実か、結果的にはますます中国人に軽侮されるのみではないか、と日本政府のいわゆる幣
原軟弱外交を慨嘆している。