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愼鏞廈教授の獨島百問百答
Q89.(米軍演習場)
このころ、米軍が「独島」を米空軍の演習場として使用したが、鬱陵島漁
夫を多数爆死させたことがあり、日本側は米空軍が独島を日本領と見なしたた
めに米空軍演習場として使用したものであると主張したが、そのような事実が
あるのか?
ANS.
大韓民国政府が樹立される直前である1948年6月30日、アメリカ空軍機が
独島周辺で爆撃演習を実施したが、独島に出漁中であった韓国漁民30余名が犠
牲になる不祥事があった。
しかるに、この時期は独島を含め韓半島が駐韓米軍政統治下にあったので
あり、決してこの事実が独島を日本領と見なしたとする傍証になるのではない。
日本側の主張はまったく不当なものである。
大韓民国は、政府樹立後である1950年4月25日、アメリカ第5空軍にこれを
照会、抗議した。アメリカ第5空軍から同年5月4日付で「当時、独島とその近
辺における出漁が禁止された事実はなく、また独島は極東空軍の演習目標に
なっていなかった」という要旨の回答を受けとった。
その後、韓国戦争期間中に独島が米・日合同委員会によりアメリカ空軍の
演習基地に選定されたという情報が韓国に入った。
大韓民国政府は米空軍へこれに抗議したが、米国空軍司令官は1953年2月
27日付で「独島」はアメリカ空軍の演習地から除外されたという公式回答を大
韓民国政府に送ってきた。
このような事実は、大韓民国政府が樹立した1948年8月15日以後「独島」
に対して主権を行使してアメリカ空軍司令部と抗議文書を交換したのであり、
アメリカ空軍司令部も「独島」を韓国領として認定してそれに回答し、承服し
たことをよく示すものである。
半月城通信No.104(2004.7.31)
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