【夕刊フジ】ゆとり日本を横目に…数学力で台湾大躍進のワケ[12/10]at NEWS4PLUS
【夕刊フジ】ゆとり日本を横目に…数学力で台湾大躍進のワケ[12/10] - 暇つぶし2ch1:テーブルマナー逆バンジークイズφ ★
07/12/10 17:39:34
経済協力機構(OECD)が昨年実施した「生徒の国際学習到達度調査(PISA)」で、日本の
高校1年生の学力が、前回2003年調査に比べ軒並み下がり、教育関係者を愕然とさせた。一方で、
初参加の台湾が科学的活用力で4位、数学的活用力では首位に立った。ゆとり教育で「うさぎさん」
状態に陥っていた日本を横目に、台湾は苛烈な受験戦争のあおりを受けて一気に教育先進国に
躍り出たのだ。
PISAは、57の国と地域の15歳を対象に、3年に1回実施。義務教育段階の学習内容を日常生活に
活用する力を「読解力」「数学的活用力」「科学的活用力」の各項目で調査が行われる。受験的
学力より「考える力」が試される試験とあって、もともと日本の高校生には不得手な分野だが、
そんななか、著しい躍進を果たしたのが台湾だった。日本台湾学会の台湾人研究員、康英哲
(こう・えいてつ)氏(40)は、日本を除くアジア全体に広がる、理数系重視の傾向を指摘する。
「台湾の受験戦争も、日本や韓国と同じくし烈。国立台湾大を筆頭に交通大、清華大、成功大の
いずれかを目指して猛勉強します。中でも理数系は人気、レベルとも高く、世界最高といわれる
インドにも負けません」 韓国、香港も同様だが、理数系は就職が圧倒的に有利なうえ、給与も
極めて高水準だという。「理数を制すれば将来も制する」という発想だが、康さんは「両親は、
子どもが幼いころから理数系進学に力を注ぎ、子どもも理解しているのです」と説明している。
では、前々回00年の調査で科学が2位、数学1位と、技術大国を誇った日本には何が起きて
いるのか。今回の急落を、元中学校数学教師で日本教育工学振興会専門委員、立命館大教授の
沖裕貴氏(49)は次のようにみる。「日本の学力低下、特に理数系の急落は初めから分かって
いた。10年以上続く傾向で、先進国中、日本の高校生の勉強意欲や時間数は最下位です。
にもかかわらず、ゲームや携帯にかかわる時間や、就寝時間の遅さはダントツトップのありさま。
いまの高校生には、必死に勉強した先に見えてくるはずの、希望の持てる未来がまったく見えない
のです」
実際に教べんを執る理数系教師も、「深刻な事態は今に始まったことではない」という認識で一致する。
理数系の面白さや奥深さを伝えきれない教師たちのジレンマ。私立千葉明徳高の生物化学教諭、横山
靖氏(45)は「02年のゆとり教育以降、理数系科目は授業数も内容も大きく削減され、教科書の4分の3を
教えれば十分とされました。生徒が非常に興味を示す、中身の濃い実験時間がとれません」と話す。
横山氏自身も年間7-8コマしか確保できないが、それでも全国平均よりは上だという。地方では理科室は
あっても、実験器具が全然そろわない公立校もある。ここまで理数系が軽視されるのは日本ぐらいだ。
日本でも一部私立で理数系教育の重要性が見直されてはいるが、「理数系に強い学生は必ず生き残る」
(横山氏)という常識は、まだまだ理解されていないようだ。

夕刊フジ URLリンク(www.zakzak.co.jp)

▼関連スレ
【知能】韓国は読解力1位 台湾は数学的応用力1位 日本、数学10位に後退=OECD15歳調査★2[12/04]
スレリンク(news4plus板)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch