07/12/08 04:23:42
★【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 「江南左翼」とは
ソウルの中心を流れる漢江の北側は旧市街で江北(カンブク)といい、南側は新市街で江南(カンナム)といっている。
江南は高層ビルが林立し高級マンション街になっている。“漢江の奇跡”といわれた韓国の経済発展、高度成長を
象徴する風景だ。マンションの多くは“億ション”でわれわれ普通の日本人では手が出ない。だから左翼・革新政権
といわれた現在の盧武鉉政権は江南を目の敵にしたものだ。
ところが左翼知識人の中にはこの江南の住人が結構いて“江南左翼”と皮肉られている。高級マンションに住み、
広いリビングでソファに深々と身を沈め、ワイングラスなんか傾けながらマルクスやレーニン、毛沢東、ゲバラ…
など左翼思想を語るという連中だ。日本でも昔、似たような風景があり「世界で最も幸せな人たち」と揶揄された。
左翼思想が解禁された民主化から20年。韓国で今、同じ皮肉が聞かれる。
盧政権も終盤だが歳月は正直なもので、権力を握った左翼人士は体重が増え顔はふっくら色つやがよい。運転手
付きで、おいしいモノ、うまい酒をいただけるようになったからだ。“権力無常”というが「太く短く」の人生も楽しい。
今また知識人、新聞記者を含め色んな連中が、次の権力を目指して各大統領候補に群がっている。(黒田勝弘)
(MSN産経 2007.12.8 03:31)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)