07/12/05 23:39:20
「歌手として働きに来たの、お酒の接待とか身を売りに来たのではありません。」(ローレル・カミョ
ン・仮名・24)米軍基地周辺の基地村で働く外国女性たちが性売買と賃金搾取の死角地帯に置かれたこ
とが明らかになった。基地村女性たちの人権保護団体であるドゥレバンは4日、京畿道の依頼で東豆
川・松炭・議政府の米軍基地村クラブで働く外国人女性45人に対するアンケートと7人に対する深層面
接を通じて調査した「外国人性売買被害女性実態」報告書を公開した。
■性売買強要=彼女らの83.7%が米軍基地周辺基地村クラブで性売買があると答えた。このような性売
買は大部分、事業主の強要されるなど構造的に成り立っていることがわかった。「ジュースの割当量
を満たせない日は、クラブ事業主がつけておいて性売買を強要した。」(エル・仮名・28)ジュースは
クラブを尋ねた米軍などの顧客がクラブ内の外国女性に買うもので、1杯当りの価格は10ドル。
深層面接に応じた女性たちは「クラブはひと月に1人当り平均200~500杯ずつを割り当てて、これを満
たすことができなければ性売買を要求した」と打ち明けた。外国人公演企画社や芸能人ビザで韓国に
入国したが、実際では全然違う仕事をさせられたわけだ。チョ(仮名・37)は「ある日大家が友達何人
かを連れて来て、ドアを閉ざして去り、人々は私たちに性的サービスが求めてショックを受けた。こ
れに抗議すると、大家は私たちをまたフィリピンに返すと言った」と述べた。
■賃金搾取=「契約書上の賃金は710ドルだったが、戻って来たお金は400ドルだった。」(メリッサ・
仮名・22)彼女たちの収入は基本給の外に米軍を相手にしたジュース販売及び性売買収入で構成される。
これらの女性が韓国に入国した当時、契約書に記載した給与は月平均607ドル。しかし、彼女らがクラ
ブの大家やマネージャーから受けとる基本給金額は平均384ドルで、1人当り月223ドルが蒸発してしま
ったわけだ。
不足な基本給は割り当てられたジュース販売と性売買で補充されるが、ここでも賃金搾取が発生する。
1杯当り平均10ドルであるジュース一杯を売って、外国人女性たちはこのうち1.5ドル位をもらうだけ
だ。また1回の性売買費用は平均270ドルだが、これら外国人女性たちに帰って来たお金は30%ほどであ
る81ドルに過ぎなかった。
京畿道内外国人専用クラブは議政府市14、東豆川市84、平沢市74など合計172であることがわかった。
また、芸術興行ビザで滞留中の外国人数は2004年3160人から減って、からまた増え始めて去年4510人
を記録した。
ソース:ハンギョレ新聞(韓国語)“ジュース500杯売る事ができない性売買強要”米軍基地周辺
URLリンク(www.hani.co.kr)