07/11/16 20:03:12 cvnfwwdg
<駐日アメリカ大使館の秘密資料>
この資料の価値ですが、サンフランシスコ講和条約前後、竹島=独島問題で迷走を繰りかえしたアメリカの最終見解を知るのに貴重な資料です。
この文書で特に重要なのは、アメリカが何回か竹島=独島問題を検討した結
果、1952年10月の時点で、リアンコールト岩(竹島=独島)は「ある時期に朝鮮
王朝の一部であった」という結論を出したことです。
この結論は、ラスク国務次官補の書簡(1951.8.10)と明らかに矛盾します。
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秘密(解除)
発信:アメリカ大使館・東京 659
受信:国務省、ワシントン 1952.10.3
件名:リアンコールト岩の韓国人
韓国と日本の間で相次ぐ利害関係の衝突により、両国関係が悪化している。
最近、発生したある事件は、今後より大きな問題に発展しかねない。また、アメ
リカへ少なからぬ影響を与えかねない。その事件と言うのはリアンコールト岩
(独島)をめぐる領土紛争であり、日本と韓国の間で領有権をめぐる紛争であ
る。
国務省はリアンコールト岩の歴史をすでに数回も検討したことがあるが、そ
れをここで詳述する必要はない。その岩はアザラシの繁殖地であり、ある時期、
朝鮮王朝の一部であった。その岩は、日本がその帝国を朝鮮に拡張した時、もち
ろん朝鮮の残りの領土とともに併合された。
しかしながら日本政府は、帝国支配の過程においてこの領域を日本の本土に
編入し、ある県の行政下においた。
そのため、日本が平和条約の第2章で「済州島、巨文島及び欝陵島を含む朝
鮮に対するすべての権利、権原及び請求権」を放棄することに同意した時、条約
の起草者はこの岩を放棄すべき領域に含めなかった。
日本は、リアンコールト岩に対する日本の領有権は理由のあることとしてい
る。それに韓国が異議を唱えているのは明白な根拠にもとづくものである。
この岩は韓国と日本の間にある日本海の公海上にあり、国連軍の航空機にと
って北朝鮮での爆撃から戻る際に有用である。この岩は、投下目的地で使用され
なかった爆弾を落
とせるレーダー照準点として使うことができる。
リアンコールト岩は無人島で、しかも航路の目印になるので、実際の爆撃の
標的として理想的である。そのため、日米安全保障協定にもとづく合同委員会に
よる作戦区域の選定において、この岩は上記の目的に役立ち、日本政府により施
設として指定されることが合意される。
その岩は爆撃目標になっており、危険区域として宣言され、週7日、24時
間のベースで立ち入り禁止区域として知らされている。
この効果に関する情報は、極東司令部やおそらく極東空軍および海軍・極東
の下部組織をつうじて配布された。つい最近、情報は真珠湾にある太平洋艦隊の最高司令官に流された。水兵への通達、あるいは hydropacの形で事務的に配布できるようにするためである。
半月城通信No.111(2005.6.1)
URLリンク(www.han.org)