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■"日本側の見積もりの数倍" 日本負担の遺棄化学兵器処理、中国案だと1兆円超に 2005/6/22
中国に遺棄されている旧日本軍の化学兵器の廃棄処理をめぐり、日中両国が
交渉を進めてきたが、中国側の要求を受け入れた場合、日本の拠出金は一兆
円超となる見通しであることが、日本側の非公式な試算でわかった。処理施設
を一カ所に集中させる日本案に対し、中国側が複数設置を求めているためだが、
遺棄砲弾数をめぐる認識でも日中間には三倍近い開きがある。付帯施設の建
設費などが加われば、日本の負担は地滑り的に膨張する公算が大きく、処理事
業は苦境に立たされ、ぎくしゃくする日中関係をさらに悪化させる可能性がでて
きた。・・・内閣府が所管し、外務省、防衛庁で構成する現地調査団の報告によ
ると、中国国内に遺棄されている砲弾は約七十万発と推定される。施設の設置
場所について両国は、砲弾の九割以上が集中する吉林省敦化市郊外のハルバ
嶺にすることで合意している。ところが、関係筋によると、中国側は砲弾が複数省
に分布しているため「移動にともなう危険回避」などを理由とし、各地にサブプラン
トを設置するよう求めてきた。日本側は、砲弾をメーンプラントと位置付けるハルバ
嶺に集め、一括最終処理する案を提示していた。これを前提に内閣府が見積もっ
た当初予算は二千億円。遺棄砲弾数をめぐっても中国側は「二百万発」と主張し、
七十万発とする日本側と大きな隔たりがある。「一兆円規模という単体では前代
未聞の巨大プロジェクトとなる可能性もある」と試算にかかわった政府関係者は
指摘する。(一部略)
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