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文藝春秋 2007年11月号
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小泉純一郎が福田を倒す日 中西輝政(京都大学教授)
■小泉はやがて立つ。それがこの政変劇の核心だ
小泉氏が最後の踏ん切りをつけるのは、やはり「構造改革を守る」という大義名分だろう。
政治家が我が身を懸けるのは最後は理念である。
そこが侵されれば、如何なる形であれ必ず小泉氏は表舞台に姿を現す。
福田政権とは「古い自民党」がゾンビのように一時的に甦ったに過ぎない。
私は政治家としての小泉氏を評価しているわけではない。
だが、自民党総裁としてであれ、或いは「小泉新党」を率いてであれ、彼がもう一度立ち、
どんな形であれ小泉政治に決着をつけなければ、歴史の針は前に進んでいかないし、
日本政治の成熟も有り得ない。
ましてこれからの日本は、多くの血が流れないことには、時代は前に進みようが無いとこ
ろに来ている。
小泉氏は、必ずカムバックする。
そして自民党は、小沢一郎に依ってか、そうでなければ小泉純一郎に依って最終的にぶ
っ壊されるであろう。