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【二〇〇六年三月現在で「郵便貯金一九八兆円とその他」は、国債一二四兆円と預託金八〇兆円
(財務省に預託している資金で、財政投融資に投資されている)に運用されており、少なくても
この半分(一〇〇兆円)は海外に向かうであろう。また「簡保保険」の「保険契約準備金一一六
兆円」は、ほとんど海外に投資されるであろう。こうして約二〇〇兆円(郵政公社保有の資金合
計三五〇兆円の約六〇%)が国内から海外への投資に回されると推測されよう】
(菊池英博著「実感なき景気回復に潜む 金融恐慌」ダイヤモンド社 2007年6月刊)
菊池 英博(きくち・ひでひろ)
1936年生まれ。1959年、東京大学教養学部卒業(国際関係論・国際金融論
専攻)。東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)へ入行。本部と内外営業拠点で国
際投融資の企画と推進、銀行経営に従事。ニューヨーク支店外国為替課、ミラノ
支店長、豪州東京銀行取締役頭取などを歴任。American Biographical
Institute"Man of The Year 1990"受賞。2007年4月からは、経済アナリスト、
日本金融財政研究所所長。