07/10/23 14:37:40 +Y1UOoul
【機関投資家の見るマーケット】
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世界的ベストセラーをいまだに続けているコロンビア大学スティグリッツ教授がTVに出ていたが、
その時の発言は……
①米国財政は極めて短期間に巨額の赤字を出すようになり、景気対策の名のもとに必要以上の減税が行われ、
戦争と言う財政の大盤振る舞いが続いているが、こんなことが長続き出来る訳がない。米国の絶頂期の1960
年代ですら、ベトナム戦争でバターも大砲もといった大盤振る舞いが「ドル暴落」のきっかけとなった。双子
の赤字問題がいつまで表面化せずに続けられるのか分からないが、いずれ第2のニクソン・ショックが日本を
始め世界に衝撃を与える。福井日銀総裁がドルを買い支えているうちに、出来る人は外債をドルからユーロ債
に切り替えておいたほうが良いだろう。
②米国もやがてはアルゼンチンのようになり、ラテンアメリカ化し、米国債の利払いも滞るようになり、債務
不履行も避けられないだろう。福井日銀総裁は今年だけですでに(為替介入を通じて)13兆円もの金を米国に
貸し付けている。借りた米国は借りた金で日本の株を買ったり日本の自動車やテレビを買ったりしている。そ
れで日本はそれだけ豊かになったのか、むしろ貧しくなっている。円がいくら高くなったところで米国から買
うものは食糧や飛行機などの限られたものでしかない。