08/09/05 02:23:52
― 直截な言い方になってしまいますが、「コードギアス」はなぜこれほどヒットしたのだと
思いますか。人々の欲望を捉える、“ヒットを生み出す秘訣”みたいなものがあれば、
ぜひおうかがいしたいのですが。
谷口:正直、ここまでいくというのは、私も読み切れなかったです。
今の時代の感覚にたまたま合致したという面はあるとは思いますがね。もしもヒットの秘訣という
ものがあるとすれば、作品を通じて―もしくは商品を通じてと言ってもいいかもしれません―
「商品を通じてお客さんと会話をする」という気持ちが持てるかどうかだと思うんですよ。
私の中で「アニメーションで成功した」と思えるポイントは、3つ存在しているんです。あくまで
「監督としてのポイント」ですが。
― 3つの成功ポイントとは?
1つ目はDVDや玩具の売り上げも含めて、10円でもいいから黒字にして赤字を作らないこと。
2つ目は、TVアニメの場合には視聴率が良いこと。3つ目が、3年後、5年後でも覚えてくれている
お客さんがいるということ。例えばカラオケで主題歌を歌ってくれたりするような、時代的な継続ですね。
全部達成するのは難しいので、どれかが達成されていればその作品は成功だろうと。
要するに、「お客さんから何らかの支持を得た」ということですね。
アニメーション制作で何が大事かと問われれば、いろいろあって難しいのですが、まず第一に、
売れることは大事でしょうというのが私の考え方です。アニメの絶対正義は、売れることだと
思っています。
中でも「赤字を作らない」というのは、真っ先にやらなければいけないことですね。
― 「赤字を作らない」。それは商売の基本のようでもあるのですが、アニメーションの場合は
違うのですか?
残念ながら、他の産業とは違うでしょうね。アニメーションに関しては、作品タイトルが10本あるとして、
たぶん3本ぐらいですよ、全く赤字を作っていないのは。
NBonline
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