08/09/02 19:56:20
PHLにおけるMPEG-4 AVC/H.264エンコーダ開発の今 日本のアニメ最適化にも取り組みたい
(※前置き部分は省略してあります。ソースをご覧下さい。PHL=Panasonic Hollywood Laboratory)
こうした高画質化への取り組みは徐々にハリウッド界隈、そして業界全体へと伝搬し、
PHLの評価へとつながっているようだ。通常は映画スタジオやその関連会社しか受賞しない、
ハリウッド映画業界向けの業界誌で「Blu-ray Discの高画質化への貢献」を現所長である露崎英介氏が
表彰されたり、ディズニー・スタジオズ・ホームエンターテイメント社長のボブ・チェイペック氏が、
新作BD発表時にPHLへの謝辞を贈るなど、業界内での評価はすっかり定着してきた。
(中略)
PHLは名前の通り、ハリウッド映画スタジオとのコラボレーションが多いが、日本独自のコンテンツによる
評価は行なっているのだろうか? もちろん、自然画ならばハリウッドでも日本でも違いはないはずだが、
日本ではアニメ……いわゆるジャパニメーションのコンテンツが急増し始めている。これらはエンコーダにとって、
通常の映画とは異質なものなのだろうか?
「エンコーダ開発の観点から言えば、あきらかに異質な映像です。特に黒い縁取り線で構成する
セルアニメ(あるいはそれに類似した画調)は、黒線の周辺にブロック歪みやモスキートノイズが出やすい。
また、べた塗りの領域が広いので、バンディングノイズが出やすく、ベタの部分でブロックが出ると、
それが擬似輪郭に見えてしまうといった問題もあります。日本のアニメ向けに最適化すれば、
ずっといい絵が出るでしょう(柏木氏)」
(続く)
AV Watch
URLリンク(av.watch.impress.co.jp)