08/08/30 17:17:02 BE:39039168-2BP(5170)
1983年から新潟市で開催されてきた漫画同人誌の即売会「ガタケット」が31日の開催で
100回目を迎える。4半世紀の間、オタク文化の発展を見続けてきた事務局(同市中央区)の
坂田文彦代表(45)は「100回は夢だったので素直にうれしい。これからも商業誌にない読み手、
書き手との交流の場を提供していきたい」と話している。
80年ごろ、全国各地で漫画同人誌のフリーマーケットが開かれる中、「新潟でもプロを目指す
人のための即売会を」と83年1月に同市で初回イベントを開催。県内外54サークルが出店し
約300人が参加した。
その後、サッカー漫画「キャプテン翼」のパロディーブームが起こり出店者が飛躍的に増加。
99年11月には1995サークル計約1万人が参加。今回も1640サークルが出店する。「地方の
即売会で25年も続いているのは、うちぐらい」と坂田代表。全国でも有数のコミックマー
ケットとなった。
テーマはアニメやゲームのパロディー漫画や小説などさまざまで、1冊の値段も無料から
数千円のものまで幅広い。創作する売り手にとっては自分の能力を推し量る場、買い手に
とっては原石を探す魅力的な機会となっている。ガタケットに出店後、プロデビューした
漫画家も多い。
中学生から30代まで幅広い年代が交流するのも特徴。坂田代表は「昔、漫画やアニメを
楽しんだ40代の人にも来てもらいたい」と呼び掛けている。
100回目のガタケットは31日午前10時半から午後3時半まで、新潟市中央区の市産業振興
センターで開かれる。
また、テレビアニメ「機動戦士ガンダム」の声を担当した声優の古谷徹さんと池田秀一
さんを招いた記念トークライブを開催。午後1時半と午後4時の2回。参加希望者は800円の
「ガタケット100サークルカタログ」を購入するか、カタログが売り切れの場合は入場料
500円が必要。問い合わせは同事務局、025(286)3801。
新潟日報2008年8月30日
写真:
「漫画の表現には無限の可能性がある」と語る坂田代表=新潟市中央区のガタケット事務局
URLリンク(www.niigata-nippo.co.jp)