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(記事前半省略)
関村の電子商城では、正面の“特等席”に日本の有名メーカーの看板が
「日本の味」が北京にも浸透しつつあることは確認できたが、
これだけで満足するキャップではあるまい。念のため、「中国のアキバ」と
言われている場所に足を伸ばしておこう。向かった先は北京市北西部の
中関村。家電、デジタル機器を販売する大型電器店(電子商城)が立ち並ぶ。
数ある電子商城の中でも老舗は「海龍電子城」。ここは2005年4月の
反日デモの際に、若者たちが集結した場所だ。
中関村の電子商城では、正面の“特等席”に日本の有名メーカーの看板が
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反日のスタート地点である店舗正面のショーウインドーに、
ソニー、キヤノン、パナソニックなど日本メーカーのデジカメ、
ビデオカメラが並ぶ。電化製品では日本製がブランドとして揺るぎない。
中関村で発見したメードさんたち。国は違っても萌えるものは一緒か?
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
さて、アキバときたらアキバ系オタクとメード喫茶である。
ビル入り口の「中関村国際動漫城」の文字につられて中へ入ってみる。
「動漫」とはアニメのこと。5階の「萌主国際動漫清品」と書いてある
売り場には、ピンク色のセーラー服、アニメのキャラクター商品、フィ
ギュアなどが置いてある。別の店ではコスプレ衣装を着たマネキンが
出迎えてくれた。何と「萌(も)え」は、中国にも伝播(でんぱ)し
ていた。(動画をご覧ください)
さらに上の階に行くと、そこはオレンジと白を基調にしたかわいらしい
雰囲気の喫茶店だ。メード姿の女性が立っている。日本のコミックの
中国語版が壁の本棚にひしめき、長髪の若者がテーブルに向かって
黙々とペンを動かして漫画を描いている。
ドラえもん、一休さん、鉄腕アトムなど、日本の漫画やアニメは、
若い世代にとっては当たり前。さらに進んで、アキバ文化まで
浸透しているではないか。
街を歩いている限りは、反日どころか、日本は好意的に受け入
れられていると感じられた。北京で会った人たちも「反日デモに
参加するなんて、ごく一部。何か理由を見つけて騒ぎたい人たち
じゃないですか。少なくとも私は行かないですよ」と口をそろえる。
とはいえ、「ごく一部」でも数が多いのが中国。競技場で
「日の丸」の小旗を振っても大丈夫かどうかは保証できません。
特に、キャップが大好きなサッカーなど、応援が熱狂的な競技では
、挑発的な行為は避けた方がいいでしょう。
お互いナショナリズムに激しく「燃え」たあとは、メードやアニメ
に一緒に「萌え」てみたらいかがですか。
(2008年8月3日 読売新聞)
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