08/08/07 12:30:24
前回の「話題のネットスター」でも簡単に説明した事ではあるが、今ネット上では『誰かの投稿作品に
対して ⇒ 誰かが演奏し ⇒ 誰かが歌い ⇒ 誰かがアレンジし…』といった流れで、見ず知らずの
クリエイターが集まって一つの作品を作り上げていく「オンラインコラボレーション」がニコニコ動画を
舞台として活発に行われている。そういった作品群は常に進化や変異を遂げているため完成形と
いうものは存在し得ない。しかしながら、それらの作品の原点となるオリジナル作品は存在する。
今回の流行モノ調査隊は、そういったオリジナル作品を多数発表しているクリエイター集団
「supercell」にスポットを当ててみた。
supercellとはミュージシャンryo氏を中心に、多数のイラストレーターが集まった集団で、音楽と
イラストを融合させた作品を多数発表している。楽曲には音声合成ソフト「初音ミク」が使われている。
彼らの作品は動画投稿サイトで絶大な人気を誇り、代表作「メルト」は250万再生を超える
モンスターヒットとなった。
この作品(ブラック★ロックシューター)に共感したシンガーが実際歌ってみたものをニコニコ動画に
投稿してみたり、キャラクターに魅了されたイラストレーターがpixivに投稿してみたりと、実に多くの
クリエイターが派生作品を発表している。
そして、それらの派生作品がまた新たな派生作品を生み出し爆発的なヒットとなった。
上記のhalyosy氏以外にも、個性豊かな多数のシンガーが派生作品を発表しており、それぞれ
異なった魅力の作品に仕上がっている。そしてこれからもこの作品は変化をし続けるだろう。
■ supercellのメンバーにインタビュー
実はsupercell自体の情報はネット上にはそれほど多くない。ユニットというよりはむしろサークルに
近い集団で実のところ実態がよくわからない謎のクリエイター集団なのだ。ネット上の調査に限界を
感じた流行りモノ調査隊では、玉砕覚悟でsupercellの楽曲を担当しているryo氏に取材を申し込んでみた。
そして、ネット上に顔は出したくないとの意向で写真はNGとなったのだが、supercellのメンバーに
インタビューすることが出来た。
今回登場してくれるのは、ryo氏に加え、前ページで紹介した「ブラック★ロックシューター」の
イラスト担当のhuke氏と、漫画家の三輪士郎氏の3人で、三輪士郎氏といえばご存知の読者も
多いであろう。現在『ウルトラジャンプ』にて『DOGS/BULLETS&CARNAGE』を連載中のプロの
漫画家だ。なんとその三輪氏もsupercellに参加しているのである。
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