08/08/01 17:10:28
7月25日にDVDとブルーレイディスク(以下、ブルーレイ)で同時発売されたTVアニメーション作品
『マクロスF(フロンティア)1』は、ブルーレイで発売1週目の週間売上がオリコン調べで2.2万枚を
記録し、同作品のDVDでの週間売上(1.8万枚)を上回った。
今年の初頭に次世代DVDの規格争いに決着がついたこともあって、ブルーレイのリリース数が
ここ数ヶ月、着実に増えているが、その中でも群を抜く週間売上を記録したのが今回の『マクロスF
(フロンティア)1』。DVDと違ってプレイヤー・レコーダーの普及が本格化し始めたばかりという段階の
ブルーレイで、発売1週目に2万枚以上を売り上げたソフトは極めて異例。しかも、DVDとブルーレイが
同時発売されたタイトルで、その週のブルーレイの売上がDVDを上回ったのも初めてのケースとなった。
『マクロスF(フロンティア)』は、1982年に『超時空要塞マクロス』が放送されて以来のTVアニメ版
3作目にあたり、マクロス生誕25周年記念作品として制作された新シリーズで、今回の作品は
その第1巻。長年のマクロス・ファンの存在が今回のブルーレイ・DVDの好調な売上の大きな要因で
あることは間違いないだろうが、それに加え、ブルーレイの売上がDVDを上回ったという現象からは
日本の精緻なアニメーションと、高画質を誇るブルーレイの相性の良さもうかがえる。
ハリウッド大作などの映画作品に加え、アニメというジャンルにもブルーレイ市場の今後の大きな
可能性が潜んでいることが証明されたようだ。
ORICON STYLE
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