08/06/13 14:14:30
「週刊少年サンデー」(小学館)に07年まで連載されていたマンガ「金色のガッシュ!!」の作者、
雷句誠さんが、原画を紛失されたとして、小学館を相手取り、東京地裁に330万円の損害賠償
訴訟を起こしている問題で、同誌編集部は13日までに、公式サイトに読者への謝罪文を掲載した。
「読者の皆様へ」と題され、「ご心配をおかけして申し訳ございません」などとしている。しかし、
雷句さん側の主張については、「事実とは考えておりません。今後は、法廷で当方の考えを
明らかにしてゆくつもりでおります」と、争っていく姿勢を示した。
「金色のガッシュ!!」は同誌に01年から連載され、コミックス32巻で累計2200万部超を販売し、
テレビアニメや劇場版にもなった。訴えによると、雷句さんは小学館側に原画を貸していたが、
連載終了後にカラー原画など5枚が紛失していることが判明。小学館側は原稿料(1枚あたり
1万7000円)の3倍の賠償額を提示したが、雷句さん側は「原画には美術的な価値がある」として、
330万円の損害賠償を求めている。
雷句さんの提訴以後、「快感フレーズ」の新條まゆさんや「バクネヤング」の松永豊和さんら
かつて小学館でマンガを発表していた作家が相次いでブログやホームページなどで、同社の
体質を問う日記や小説を発表するなど、混乱が続いているが、小学館では「読者の皆さんに
心配させてはいけないとの判断で掲載した」と説明している。
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