08/06/10 13:07:12
「未来のすべての人々に斬新な遊びを提供していく」という意味を込めて「未来研究所」と命名した
社屋の1階に、510席の社員食堂を構える。自然光をふんだんに取り入れるためのガラス張りの
テラス席は、開放感たっぷりで快適な空間となっている。
2007年5月に現在地に移転する前は社屋は6カ所に分散し、同じ会社でありながら、従業員が
顔を合わせる機会がなかった。
「80年代初頭までのゲームソフト制作はクリエーターが数人でつくる時代だったので、各自
ばらばらで良かった。しかし今は1つのソフトをつくるのに100人以上が2年間かかわるなど
大型プロジェクト化している。そうなると顔を合わせる機会が必要になった」と総務担当の
小林正佳さん(48)。
そのため拠点を1カ所に統合した。中でも最もリラックスできるランチタイムを過ごす社食は、
全員の顔が見える「フェース・トゥー・フェース」を目指す同社にとって重要な場となっている。
石川祝男(しゅくお)社長(53)は社内で勤務しているときには、できるだけ社食を利用するように
している。「ふらりと1人で来て食べていると従業員がそばにきて、新製品のアイデアなどを話し始める。
その場でプレゼンになってしまうこともある」(石川社長)と従業員とのコミュニケーションスペース
として役立てている。
昼の定食は380円から580円まで数種類がそろい、カレーやそばなどもある。人気の「グラムデリ」は、
野菜や海草、総菜や点心などのビュッフェスタイル。ヘルシー志向の女性からも、しっかり食べたい
男性からも支持されている。
月に1回はイベントも行っている。これまでにマグロの解体ショー、郷土料理フェアなどを行った。
小林さんはイベントについて「9月1日の防災の日に合わせてカンパン料理を提案したい。
砕いてタルトの素材にできるのではないか」とアイデアを温めている。
ゲームソフトの会社らしく、クリエーティブな遊び心にあふれた空間となっている。
FujiSankei Business i.
URLリンク(www.business-i.jp)
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