08/06/06 18:37:14
プラモデルやキャラクター玩具などのホビー商品・フィギュアの企画・販売などを手がける
ヤマシロヤ6階のプラモデル売り場の一角に6月4日より、「ガンプラよろず相談所」が出現した。
同企画は、バンダイホビー事業部(台東区)が手がける「ガンダムプラモデルシリーズ」を中心に、
プラモデルに関する「よろず相談全般」を無料で受け付けるもの。バンダイから公式認定を受けた
「ガンプラマイスター」が、相談者一人一人と向き合いながら、実際に目の前で既存パーツを使った
レクチャーを披露し、個々が抱える問題を無料で解決に導く。同資格を持ったマイスターは全国に
800人ほど存在するが、実際にプラモデルパーツを使い、顧客と対話しながらの細やかなレクチャーが
受けられる専門ブースを提供する同店の企画は「特に質が高い」(バンダイホビー事業部)という。
企画の主なターゲットは、同売り場に夕方過ぎから来店する「30代前後の男性層」で、子どものころの
遊びが「プラモデル」だった世代。ネットゲーム、テレビゲームなどが、大人の主な「遊び」や「趣味」
として定着している現状を受け、「実際に触って自分で組み立てることの魅力、『ものづくり』の面白さを
取り戻してもらえれば」という思いから企画されたという。
「プラモデルから長く離れていた方や、パーツに初めて触る方にも気軽に声をかけてもらえれば」
と話すのは、同相談所を企画しガンプラマイスターとして自らブースに立つ玉木さん。ガンプラ製作暦
20年以上のベテランの知識を生かしたアドバイスは「ガンプラに関すること」だけに留まらず、
来店客一人一人のライフスタイルに合わせた道具選びにも丁寧に対応する。
玉木さんは「(一般的な専門店などで勧められている)「初心キット」が、万人にとって使いやすいかと
聞かれると難しい」としたうえで、「塗装の際に使う材料1つにしても、マンションで使用すると聞けば、
微香で低刺激のものを勧める。慣れているからとか、初心者だからというところを判断基準に
するのではなく『その人それぞれに合った使いやすさ』を一緒に考えてアドバイスする」と笑顔で話す。
さらに、「今月末ごろにリリースされる『1/144 HGUC MSN-04 サザビー』などの多色成型商品や、
接着剤を使わずに可動する商品もあるし、ガンプラ選びの選択肢は広い」としたうえで、「ガンダムに
対する知識の有無に関わらず『プラモデル自体に興味を持ってくれた人に、実際の製作風景を
見てもらうこと』から始められれば。そこから『プラモデル離れ層』を中心とした顧客の、プラモデルに
対する興味の間口が広がっていけば」と続ける。
開催日は6月7日、11日、13日、17日、23日、26日。
相談受付時間は18時30分~21時(7日のみ14時~17時)。
上野経済新聞
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