08/04/28 22:28:49
話題のアニメの製作委員会に作品の魅力をズバっと尋ねる「製作委員会に質問状」。
第13回は、「もやしもん」などで注目のフジテレビ系深夜アニメ枠「ノイタミナ」の
新作「図書館戦争」です。原作は有川浩さんの人気小説。図書館や本をめぐる
戦争と恋愛を描く奇想天外な作品の魅力について、制作を担当する
プロダクション IGの西村知恭プロデューサーに話を聞きました。
--なぜこの作品をアニメ化しようと思いましたか。
ひかれたのはやはり個性的なキャラクターによる物語だからです。設定も面白く、
「現代劇がやりたい」ということも以前からありました。原作を読んでみて、
「連ドラ的」という感想を持ちましたが、巻末に有川先生が「月9連ドラ風」みたいな
プロットだったと書かれており、これはイメージがうまく共有でき、面白いものが
作れそうだな、と。ただ今まで自分達(IG)が作ってきたものとは違うジャンルで、
プレッシャーもありましたし、今もあります。
--見どころは?
お話ももちろんそうですが、小説にはない「絵」の部分も注目していただきたいです。
原案の徒花スクモさん、コミック2作(弓きいろ先生、ふる鳥弥生先生)を参考に、
アニメのキャラクターデザインは中村悟さんにお願いしました。原作のイメージを
うまく具現化できたと自負しています。ところどころ、キャラクターを太線で
描いていますが、これは中村さんの発案で、効果的に表現できていると思っています。
--キャストについて教えてください。
こちらはすんなり決まりました。オーディションで、監督をはじめ関係者のイメージ通りの
キャスティングになったと思います。有川先生からも同様の感想をいただきました。
本を読んで描いていたイメージを皆で共有できたので、
原作ファンの方も納得していただけるのでは。
--作品を作る上で気を付けていることや、演出の特徴などあれば。
原作のイメージを壊さないように取り組んだつもりです。ただ現実にはない世界観を
描くのはやはり難しかったです。その上でアニメーションならではの表現ができたらと。
ところどころギャグシーンがありますが、この辺をうまくおりまぜながら
「ラブコメ」が描ければと思いました。
--有川先生からのアドバイスはありましたか。
各キャラクターの設定についてしっかりすり合わせるため、
メインキャラクターデザインや脚本、絵コンテなど、じっくりとやりとりしました。
--最後にひと言お願いします。
原作の魅力にスタッフ一同はまっており、いいテンションを保ちながら
何とか頑張っていますので、このまま突っ走りたいと思います!!
応援よろしくお願いします。
まんたんウェブ
URLリンク(mainichi.jp)
URLリンク(mainichi.jp)
図書館戦争
URLリンク(www.toshokan-sensou.com)