【コラム】アニメにおける棒読み声優誕生のカラクリat MOEPLUS
【コラム】アニメにおける棒読み声優誕生のカラクリ - 暇つぶし2ch1:あやめφ ★
08/04/25 13:22:22
今期放映のテレビアニメも初回から数話が経過し、各作品の評価も徐々に固まりつつあります。
今期の評価の中でよく聞かれるのが、「声優が棒(読み)な作品が多い」という意見です。私も
正直ミスキャストな作品はあると感じていますが言われるほど悪くなく、むしろ好みというケースも
あったりします。キャスティングをどう感じるかは個人の好みもありますので、最終的には自分の中で
結論を出せばいいのではないかと。ただ、中には明らかに「これはちょっと……」と言わざるを得ない
ケースがあるのもまた事実です。

キャラクターがどんな声で喋るのか、担当声優の演技力はどうなのかという話題は、アニメを
見る側にとっては大きな関心事です。声質が合う合わないという点に関しては慣れが解決してくれる
部分もありますが、肝心要の“演技力”の不足となると、これはもうどうしようもありません。その場合、
声優個人が非難されてしまうことが多いのですが、冷静に考えれば責任は別のところにあることに
気付くはずです。今回は、そんな声優のキャスティングに関する事情を書いてみようと思います。

■キャスティングを決めるオトナ達の思惑

まず大前提として考えなければならないのは、あくまで声優はオーディションを受ける側であって、
キャスティングの決定権は持っていないという点です。問題の所在をどこかに求めるとするならば、
監督やプロデューサーといった製作スタッフ側を見るべきでしょう。ハッキリ言ってしまえば、
大根役者を使おうと決めた人物に一番の問題があるといえます。

さて、ここでひとつ疑問が出てきます。それはアニメ作りのプロ達が、わざわざ作品をダメにするような
キャスティングを好んでするはずがないという点です。この謎は、アニメを多くの予算と人材を
必要とする“商品”と考えると解けてきます。

本来、アニメ製作で最大の権限を持つべきなのは現場の指揮官である“監督”のはずですが、
実際は監督の意見が必ずしも全部通るわけではありません。例えば、ロボットアニメのスポンサーが
おもちゃメーカーだった場合、おもちゃが売れるようなギミックを主役のロボットに求めるのは
企業として当然の行為です。「合体とか変型とか、この作品には必要ない!」と監督が考えていた
としても、お金を出してくれるスポンサーの意見を無視するわけにはいかないでしょう。

声優の場合も同様で、人気タレントのネームバリューに便乗したい、CDなどの関連商品で
儲けたいという意見が重要視された場合、キャラクターのイメージを度外視したキャスティングに
なることがあります。それが監督本来の意向と違っていたとしても多くの場合で仕事として
割り切るしかありません。

監督のイメージと違っていてもキャスティングされたのが本職の声優や演技力のある俳優であれば、
結果オーライでしょう。アニメは本人の顔は出ないわけですから声色を工夫するなどの役作りの
部分でカバーできます。要は演技力があればなんとかなるわけです。勿論、声のイメージというのも
重要ですから、本来ならば演技と声質の両方で検討する正規のオーディションを経て選ばれるべき
ではあります。(レッド中尉)

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