08/04/18 12:58:20
2011年に予定される地上波テレビのアナログ放送停止を控え、今夏からテレビ画面に
「アナログ」という共通の文字スーパーが流される。地上デジタル放送(地デジ)への完全移行を
PRする。NHKや民放各社は完全移行3年前となる今年7月24日から始める方向で調整している。
現在、地デジ受信機の世帯普及率は約28%にとどまっているため、アナログ停波の認知度を
高める狙い。NHKと民放全局、総務省からなる全国協議会がアナログ放送終了のための計画を
作っており、文字スーパーはその第1弾となる。地デジ普及に向けた課題を有識者らが話し合う
総務省の委員会で近く発表する。
検討案によると、今夏からアナログ放送で「アナログ」という文字を流す。一定期間を置き、
画面の下部に「アナログ放送は2011年7月24日で終了します」といったスーパーを入れる
2段階方式。番組を録画しても文字スーパーは残る。スーパーのデザインや文言は今後詰める。
民放はCM放送中も流すことになりそうだ。だが、民放には「広告主の理解を得られるか」(キー局幹部)
との懸念もある。NHKは03年12月から地デジ視聴者向けに「NHK G(総合テレビ)」などのスーパーを
入れており、新たなスーパーを前倒しで始める可能性もある。
07年3月の調査では、地デジ受信機は全国約1400万世帯に普及。今夏の北京五輪時に
約2400万世帯、11年4月までに全世帯(5千万)に普及させる計画。だが、「地方での認知度が低い」
(総務省幹部)ため、全局がスーパーを流す。ただ、低所得者に対する受信機の普及対策、
高層ビルの影響などで地デジ難視聴となる650万世帯への対策など課題は多い。
asahi.com
URLリンク(www.asahi.com)
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