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熱中度の高いプレーヤーは、ゲームについて考えることが多く、より多くの時間プレーし、
そこから興奮や刺激を得る。実際に依存状態にあるプレーヤーは、ゲームをプレーする
必要性に生活が支配されており、プレーしていない時には不快な肉体的あるいは感情的な
離脱症状を示し、ゲームを通じて他人(あるいは自分自身)との間で衝突していることに
気づくことが多くなり、ゲームを止めようと試みても、以前のプレーのパターンに戻ってしまう
ことが多い。
研究の中で、Charlton氏は熱中度の高いプレーヤーと依存状態にあるプレーヤーの間には
微妙な違いがあると述べている。回答の中で、同氏は次のようなことを明確にしたいと述べた。
a)われわれはデータ収集時に、アスペルガー症候群の人たちを対象とはしていない(一般的な
Asheron's Callのプレーヤーを対象とした)。
b)われわれは被験者の誰かをアスペルガー症候群であると判定してはいない。
c)アスペルガー症候群を挙げたのは、われわれが検証した依存と性格の特徴の関係が、
このゲームの種類とアスペルガー症候群の人々の心理学的性質の特性を考えると、(MMORPGが)
アスペルガー症候群の人々に対し特に高い依存性を示す可能性があることを示唆したということである。
d)アスペルガー症候群の人々がMMORPGプレーヤー人口の中に多いかどうか、彼らが他の
プレーヤーよりも依存だと判定される比率が高いかを検証するには、個別の研究が必要となるだろう。
e)ゲームをプレーすることによってアスペルガー症候群が引き起こされるとは言えない(アスペルガー
症候群は生物学的な原因によると考えられている)。
f)われわれは、この研究で依存だと分類される可能性のある人がアスペルガー症候群であると
主張しているわけではない。
Charlton氏とその共著者Ian Danforth氏はこの研究成果を論文誌に投稿する予定だが、現在まだ
その論文を執筆中の段階とのことだ。