08/03/30 20:41:06
せつない「3月のライオン」、熱い「ハチワンダイバー」、息詰まる「しおんの王」。将棋を
題材としたマンガ3作が人気だ。プロ棋士も注目、マンガ好きの渡辺明竜王は「将棋界に
とってこんなラッキーなことはない」と喜ぶ。
白泉社「ヤングアニマル」連載中の「3月のライオン」は、「ハチミツとクローバー」を
大ヒットさせた羽海野チカさんの注目の新作。事故で家族を失った17歳のプロ棋士・
零と3姉妹のふれあいを描く。ほのぼのとした下町情緒が、孤独な主人公のせつなさを
際立たせる。
美大が舞台の「ハチクロ」の次に将棋を選んだ羽海野さんは、「身ひとつで戦う男の子を
描きたかった。『ハチクロ』は身近な世界を描いたので、次は一つ一つ取材をしながら
新しい世界を描きたいと思った」と言う。
5月に決まる手塚治虫文化賞「マンガ大賞」候補に入った「ハチワンダイバー」(集英社
「週刊ヤングジャンプ」連載中)は、小学6年までプロ棋士を目指していた作者柴田ヨクサル
さんが、将棋への熱い思いを込めた作品。賭け将棋で暮らす真剣師・菅田が、訪問
サービスのメイド(実は自分を負かした女真剣師)と出会い、激しい闘いの世界へ導かれ
ていく。
河原の老ホームレスや人形に囲まれて暮らす造形師ら、ひとクセもふたクセもある
相手と繰り広げるスピーディーな攻防が魅力。「プロと違い、いきなり知らない相手と指す
面白さを表現できればと思い、真剣師をテーマにした」と柴田さん。
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ソース:asahi.com
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