08/03/08 13:15:47
―PS3のハードウエアの普及についてはどう見ていますか。
鵜之澤氏:今は順調なんじゃないですか。当初、バタついていた部分が落ち着いて、着実に
売れている感じがありますよね。20GBと60GBの生産を終了して、PS2との互換性がない
40GB版に統一すると発表したら、それらの在庫を奪い合う動きもあったし。
それと、新型PSPの登場で“パーン”と、それまでの市場の流れが変わるというのを実際に
見ているから、PS3もその可能性はあるはず。
―年末のブルーレイレコーダ需要が盛り上がったきっかけは何だったと思いますか。
鵜之澤氏:あれは、矢沢さん(矢沢永吉)のCMが効いたんじゃないかなと思っているんですよ。
「テレビはハイビジョンなのに、DVDだとハイビジョンにならないの? もったいない……」って
やつね。一般の人に分かりやすいメッセージだったと思う。
テレビ買い替えが進んだから、次は何かということで……。でも、そのきっかけは、やはり
矢沢さんのCMのメッセージじゃないかな。矢沢永吉さんというキャラクターは、年齢からいっても
テクノロジーの最先端に触れている世代ではないですよね。ファンも、同世代が中心で、
まあ中年以上が中心だよね。
そんな矢沢さんが、「ハイビジョンのテレビでDVDを見るのって、実はハイビジョン映像で見て
ないんだよ」ってやると、矢沢さんの歌を聴いて育った世代の心には、ぐさっと突き刺さるんだと
思うんですよ。「DVDってハイビジョンじゃなかったんだ。俺たちも買い換えないとまずいな」ってね。
そういう意味では、矢沢さんはPS3のCMにも出てくればいいんじゃないかな。
―じゃあ、矢沢永吉が「ハイビジョンのテレビで、ハイビジョンじゃないゲームやっているの?
もったいない」とやればいい?
鵜之澤氏:そうそう(笑)。個人的には、矢沢さんが発したメッセージが“キー”のような気が
するんですよ。
―同じハイビジョンのゲーム機であるXbox 360はどう見ていますか?
鵜之澤氏:PS3 とは別の意味で“もったいない”よね。うちの『エースコンバット6』を2007年11月に
リリースした際に、一部の店舗でハードが品切れになったし、アクティビジョンさんが、2007年
12月27日に出した『コール オブ デューティ4』でも、その需要にハード供給が追いついていない
感じでしたから。『コール オブ デューティ4』はPS3とのマルチだから、ハードがなければPS3版を
買うことになるよね。こういうのもチャンスロス。もったいない。
―そのXbox 360向けでは、シリーズ第2弾の『アイドルマスター ライブフォーユー!』の人気が
高いようですね。
鵜之澤氏:固定ファンが支持してくれているようですね。今回は、DVDがついている限定版の方が
7万本出荷で、通常版は1万本ちょっと、というところからのスタート。これまでの経験からすると、
こういったコアファン向けの作品は、発売日に合わせて限定版を購入してもらえるケースが
多いですね。ちなみにPSPの『涼宮ハルヒ』も似た動きで、限定版6万、通常版3万からスタートして、
その後のリピートで通常版も6万を超えました。
日経トレンディネット(一部抜粋)
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