07/12/26 18:45:09
12月22日、東京・池袋「テアトルダイヤ」にて、劇場用アニメ「.hack//G.U. TRILOGY(以下、
トリロジー)」の舞台挨拶が行われた。
「トリロジー」は、バンダイナムコゲームスよりPS2用ソフトとして発売された人気RPG『.hack//G.U.』
シリーズを、全カットHD解像度の劇場アニメーションとして新たに制作された作品。脚本は新たに
書き起こされており、ネットゲーム『The World R:2』の世界を舞台に、ハセヲ、アトリ、オーヴァンの
3人を軸とした物語がつづられる。
舞台挨拶には、本作の監督・松山洋氏と“アイナ”役の声優・榎本温子さん、テーマソングを歌う
「LieN -リアン-」の三谷朋世さんが出席した。3人がステージに上がると、劇場へと足を運んだ
ファンから早速の歓声が。
3名が挨拶をした後、松山氏は「今まで『.hack//G.U.』はさまざまなメディア展開をしてきたけども、
残りは映画しかないと思った」と語り、「トリロジー」の制作に至った経緯を「ウチはゲーム会社だが、
おもしろいことはなんでもやりたい。映像は常に意識していて、物作りの観点からどういった映像
演出がいいか普段から考えている。スタッフも映像作品を作りたいと思っていたので、今回
「トリロジー」を制作した」と話した。
次に、本作やその他の『.hack』シリーズに出演している榎本さんが、「(ゲームは1人で声を
収録するが)この作品はみんなで収録したので、(ゲームとは)また違った演技ができた」と
アフレコの感想を述べた。ここで、話が本作の内容に触れそうになると、松山氏は「内容について
コメントするのは危険ですよね。ゲームは遊んでみないと分からないからいいけど、映像は
危険です。それは僕が一番よくわかっています」と、作品を見にきたファンへの配慮を見せた。
本作のテーマソング2曲を歌った三谷さんは、「レコーディングでは雑音を防ぐために空調を
使えなかったので、とてもきつかったです。けれど、歌っているうちにいろいろな汗をたくさん
かきました。収録は2曲で2週間という(長い時間をもらって)贅沢ができたので、いいものが
できました」と楽曲についても充分なクオリティで提供できたことを語った。三谷さんは『.hack//
G.U.』もプレイしたということで、「LieN -リアン-」のもう1人のメンバーである福田考代さん
(サイバーコネクトツーのサウンドチーム所属)が作詞・作曲したという歌を、いろいろと
イメージしながら歌えたという。
終わりの挨拶で松山氏は、「トリロジー」の制作を終え、「「トリロジー」は、他のどのような
映像作品とも似ていない、オンリーワンの作品を創ろうとスタッフと話をした。今回はそれが
できたと思う。ゲームは100時間ととても時間がかかるので、(『.hack//G.U.』に)興味を
持っている人は、映像作品を導入にしてぜひゲームの方もプレイしてほしい」と話した。
続いて榎本さんと三谷さんが、それぞれ「この作品には、ホントたくさんのキャラクターが出て、
たくさんの人が声をあてたので、皆さん注目して見てください。ホント、ちょっとしか出ないキャラも
いるので……(とここで松山氏とファンが爆笑)。今日見た人は、友だちにおもしろかったよと
伝えてくれるとうれしいです(榎本さん)」、「この作品のお仕事ができて、とてもうれしかったです。
今後もユニット名「LieN -リアン-」の意味である「絆」を大事にしていきたいです(三谷さん)」
と挨拶。松山氏は、「この映像作品は8回見られるように作ってあるので、今日見た人は
あと7回見に来てくださいね」と本作のおもしろさをアピールして、舞台挨拶は無事終了した。
電撃オンライン
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.hack//G.U. TRILOGY
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