07/12/19 18:24:04
埼玉県は熊谷市にある,とあるゲームセンター。その片隅に,懐かしいアーケードゲームが
ずらりと並ぶ「ビデオゲーム博物館」(エコープレイランド別館倉庫)がある。ビデオゲーム博物館
とは,「レトロゲームセンタープロジェクト」という有志団体が運営する非営利のゲームセンター。
ゲームセンターというと語弊があるのだが,商業的な目的があるわけではなく,古き良きレトロ
ゲームが遊べる“場”を残していこうという,いわゆるゲームアーカイブ的な活動プロジェクトだ。
あくまでも個人レベルの活動ではあるのだが,その内容はかなり本格的で,集めた筐体の中には,
当時1000万円以上したという「ギャラクシアン3」の姿もある。ゲーム基板に至っては,500以上の
コレクションを誇るという。
ゲームアーカイブ・プロジェクトといえば,立命館大学がコンシューマゲーム機のタイトルをメインに
活動を行っているのが,国内では有名なところ。しかしながら,アーケードゲームに関しては,
保存場所や保存方法の問題から,ほとんどそうした活動が行われていないのが実情だ。
同博物館を運営する有志団体レトロゲームセンタープロジェクトの代表 伊藤桂氏らプロジェクトの
メンバーに,いろいろと話を伺ってきた。
4Gamer:このプロジェクトのもともとの経緯はどういうものなのでしょうか?
伊藤氏:もともとは私が運営している「UGSF-WEST」というゲームサークルがあって,その
メンバーでギャラクシアン3 シアター6を共同購入したのが前身になりますね。まぁさらに遡ると,
好きなアーケードゲームがどんどんお店からなくなっていって,買わないと遊べなくなってしまう!
と思い立ったのがスタートになりますが。ギャラクシアン3に関して言えば,長年懇意にして
もらっているゲームセンターの倉庫を貸してもらえることになったのもあって,「じゃあ買うか」という。
勢いみたいなものがあったのは確かですね(笑)
井上氏:アーケードゲームの筐体って,値段それ自体よりも,やっぱり置く場所というのがかなり
ネックになるんですよね。だからこのビデオゲーム博物館も,メンバーがそれぞれ買ったゲーム
筐体を持ち寄った……というよりは,「置く場所があるから買っちゃった」という流れの方が強いと
いいますか。
伊藤氏:基板だけならそんなに問題がないんだけど,筐体もとなるとなかなか。
4Gamer:ビデオゲーム博物館自体は,最初から公開を考えていたものなのでしょうか?
伊藤氏:いや,最初は身内だけで集まって遊ぶのがメインだったのですが,沢山のタイトルが
集まってきたので,「せっかくだから公開しよう!」ということになりました。またアーケードゲーム
ファンとしては,当時のゲームをちゃんと残しておかなければならないという思いも強くありましたね。
スタッフの面々はみんな普通の会社員とかですので,現状,公開出来る日時は限られてしまいますが。
4Gamer.net(一部略)
URLリンク(www.4gamer.net)
BASE of UGSF-WEST
URLリンク(island.geocities.jp)
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