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【コラム】来場者55万人を擁するコミックマーケット白書 サブカルチャーの聖地はマーケティング情報の宝庫…ガンダムは今や女性のモノ? - 暇つぶし2ch1:あやめφ ★
07/12/11 01:17:49
世界でも類を見ないほどの巨大な同人誌即売会「コミックマーケット」は通称コミケまたは
コミケットという。その歴史は古く、1975年の第一回開催から数えて30余年を迎えた。コミケに集う
年齢層も、第1世代であるシニア予備軍から“アキバ系”に代表される10代、20代の若年ファンまで、
男女を問わず幅広い。その先駆的な位置づけと圧倒されんばかりの高揚感からファンに“聖地”と
称されるコミケだが、来場者の多くは、アニメや漫画、ゲームなどエンタテインメントやサブカルチャーに
造詣の深いプロシューマとしての顔を持ち、マーケティングの観点からも軽視できない。

日経BPコンサルティングでは、こうしたコミケの特徴に注目。コミケの現状とエンタメ界の明日の
姿をWebで問い、調査報告書「コミックマーケット白書」(12月7日発行)にまとめた。


卒業しない永遠の学園祭

コミケに魅了されたファンは30年間で増えに増え、2007年8月17日~19日に開催された「コミック
マーケット72(コミケ72、数えて72回目の開催となる)」は3万5000の同人誌サークルや同好会が
参加、開催期間の3日間で延べ55万人のファンが来場した。動く金額も大きく、日経BPコンサル
ティングの推定では、主催者が発行する参加サークルのカタログだけで約8億円 を売り上げ、
さらに各サークルの出展料、個人や同好会が発行する1冊1000円前後の同人誌の合計販売額も
加えると、夏開催と冬開催の年間2回、それぞれ億円単位の金額が動く巨大イベントに成長したと
言い換えることができる。このコミケの一挙一動が、同人誌の制作を請け負う印刷会社などの
国内サブカルチャー産業に与える影響は少なくない。

日経BPコンサルティングではコミケ72の来場状況を開催終了後にWebで調査、コミケの魅力を
自由意見として募った。「商業誌にない自由な発想」、「自己表現」といった同人誌文化を象徴する
キーワードと並び、「祭り」、「同窓会」、「交流の場」といった、単なるイベントの枠を超えた
コミュニティとしての魅力を語るファンが多い。アンケート調査に先だって実施した、複数の
有識者による会場の観察調査において、観察者全員が共有したのは、まさに“永遠の学園祭”
という一大コミュニティの印象だった。

こうした老若男女を巻き込んだコミケの歴史が、多種多様な趣味嗜好が混然となる独特の文化を
作り出した。今やコミケで販売されるのは、“オタク”の代名詞であり流行語にもなった「萌え」に
関連する創作物ばかりでなく、ビーズ細工や彫金などの手作りアクセサリーから自分のペットを
撮影した写真集、果てはミリタリー・ルックやゴシック・ファッションのドレスまで、漫画・アニメ・
ゲームの枠を超えた国産サブカルチャーが、会場を埋め尽くしていることに改めて驚かされる。
この混沌とした多様性こそが、国内のエンタメやサブカルチャーにおいて、コミケがマーケティング
情報の宝庫となる原動力である。
(三田政志=ビジネス・コンサルティング部 シニア・コンサルタント)

日経BPコンサルティング
URLリンク(consult.nikkeibp.co.jp)
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