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北京五輪のフェンシング男子フルーレ個人で太田雄貴が銀メダルを獲得した。
この競技では日本勢として史上初の快挙。日本フェンシング協会が昨春から
「500日合宿」と名付けて取り組んだ、特定選手への集中的な強化策が実った形だ。
東京都北区の国立スポーツ科学センター(JISS)を拠点とする合宿は、太田ら
男女フルーレの有力選手数人に絞って昨春スタート。選手をJISSの近くに
住ませるため、協会が近くにいくつか部屋を借りた。外国人コーチを招聘(しょうへい)し、
積極的な海外遠征も。この500日にざっと6000万円を用意したのは、資金的に
潤沢とは言えない協会としては画期的だった。
1996年のアトランタ五輪以降、大陸予選が導入され、世界ランキングを上げないと
五輪に出場できないシステムになった。強化がままならない日本は中国、
韓国などにも後れをとるようになる。募る危機感がこの集中強化策実現に
つながり、高校2年で全日本選手権を制するなど早くから注目された
太田を中心に有力選手が集まった。
昨年の世界選手権女子フルーレ団体で日本は銅メダルを獲得。北京五輪でも
菅原智恵子(宮城ク)が女子フルーレ個人で史上初の入賞(7位)を果たし、
太田の活躍につなげた。日本協会の張西厚志専務理事は「シドニー五輪後に
少しずつ強化策を打ち出し、その集大成として実施したのが500日合宿。
効果が出ているのは間違いない」と強調する。厚い扉をこじ開けたこの競技に、
スポットライトが当たりつつある。
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