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北京五輪第2日の9日、柔道の男女各1階級があり、女子48キロ級の
谷亮子(トヨタ自動車)は準決勝でアリナ・ドゥミトル(ルーマニア)に敗れ、
敗者復活戦の3位決定戦でリュドミラ・ボグダノワ(ロシア)に一本勝ちして
銅メダルを獲得した。今大会日本勢メダル第1号となったが、五輪3連覇は逃した。
優勝はドゥミトル。
男子60キロ級は、アテネ大会銅の崔敏浩(韓国)が優勝。初出場の
平岡拓晃(了徳寺学園職)は初戦の2回戦でタラヘ・ウィリアムズマレー(米国)に
敗れ、敗者復活戦にも回れず、この階級での日本勢4連覇を逃した。
○…前回アテネ五輪女子48キロ級銀メダルのジョシネ(フランス)が初戦敗退した。
谷のライバルとみられていたが、1回戦の開始24秒で一瞬のスキをつかれて
小内刈りで一本負けし、敗者復活戦にも進めなかった。32歳のジョシネは
「何が起きたか分からない。あまりに短いオリンピックだった」とぼうぜん。
「しばらくしてから競技を続けるか、やめるか考えたい」と現役を退く可能性を口にした。
○…金メダルに輝いたルーマニアのドゥミトルは、笑みが止まらない。谷を破った
準決勝を「信じられない。生涯最高の勝利。とてもうれしい」と振り返った。
「スピード、戦術、組み手のすべてが素晴らしい」という難敵の谷を攻略するため、
姿勢を低くして防御を固めた。さらにカウンターを恐れて谷の誘いにも応じない
慎重な戦いだったが「とにかく金メダルが欲しかったの」。微妙な判定の末、
指導一つの差で優勢勝ちした。
ドゥミトルは04年アテネ五輪後、現役引退を考えた時期もあったというが「オリンピックでの
金メダルという夢を何とかして実現したかった」。07年世界選手権で「銅」と復調した
勢いを持続させ、ルーマニアにとって五輪柔道初の「金」をもぎとった。
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