08/08/09 23:55:30 0
(略)
試合で一番気になっていたのは、客席のほとんどを占める中国人観客の反応だった。また以前の
ようにブーイングでもされたらどうしよう、けんか腰で詰め寄られたらどうやって対応しようか…
などと心配していたが、全くの取り越し苦労だった。
反町ジャパンの身をはったディフェンスや惜しいシュートにスタンドからは大きな拍手がそのつどわき起こる。
思いも寄らぬ反応に、「ひょっとして日本びいき?」などと思い始める。前半20分、右CKからの絶好の
好機に森重がシュートをはずすと、周りの中国の人たちはバンバンといすを打ち鳴らし、「ああ~」と
大きなため息をもらした。「間違いない。この人たちは日本を応援している!」と勝手に確信。一緒に応援を楽しんだ。
後半に入り、米国の攻撃を見る位置となると一転、米国の攻勢に拍手を送る観客たち。不思議になって、
いったいどっちを応援しているのか、隣の観客に聞いてみる。「そんなのもちろん中国だよ(いや、どちらか
聞いてるんですが…)。面白いプレーが見られたら、それでいいよ」との答え(お互い、身ぶり手ぶりなので
正確ではないです)。どうやら、純粋にサッカーを楽しめればいいということらしい。それはそれで、先入観抜きで
楽しめるほど、天津の人たちはサッカー慣れしているのかもしれない、と納得して会場を後にした。
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