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えっ、ナジソンが使えない? J2ベガルタ仙台の新外国人FWナジソン(26)が、
次節8月3日の甲府戦(小瀬)に出場できないことが30日、わかった。選手登録の
際に必要な国際移籍証明書が、前所属の韓国Kリーグ・水原三星から届いていない
ため。契約上は7月末まで水原三星に籍があるとはいえ、“嫌がらせ”を受けた形だ。
チームは30日、泉サッカー場で練習を行った。
決定力不足解消の切り札が手元にあるのに、試合に使えない…。ナジソン起用を
断念せざるを得ない状況に、手倉森監督の表情も曇った。
「8月に入ってすぐに使いたかった。でもルールだから仕方がない」
Jリーグでは週末の試合に合わせ、毎週水曜日に登録選手の追加などを締め切って
いる。24日に正式契約したナジソンは、30日までに選手登録を管轄する日本サッカー
協会に申請し受理されれば、8月3日の甲府戦から出場は可能だった。
しかしこの日まで、申請に必要な国際移籍証明書が前所属の水原三星から届かな
かった。ナジソンは7月31日まで水原との契約が残っており、ルール上契約期間中は
国際移籍証明書を出さなくていいことになっている。
だがベガルタとしては前述の登録申請期限があるため、契約期間中でも国際移籍
証明書を送るようFAXで数度申し入れていた。パスポートなど他の必要書類をすべて
用意し、すぐに申請できるよう準備をしていたが、国際移籍証明書だけが足りず。
水原側としては契約延長のオファーを拒否されただけに、ルールを盾に取って
“嫌がらせ”をした格好だ。
ナジソンはこの日も全体練習に参加。持ち前の早さを生かして得点を決めるなど、
キレのある動きをみせた。
「(得点を決めた)3本とも、違うコースに決めていた。1対1なら確実に決める力がある」
この日の練習で指揮官は、ナジソンの能力の高さを改めて実感。それだけにすぐ実戦
起用したかったはずだが…。思わぬところから足を引っ張られ、ナジソンのベガルタ
デビューは8月10日の広島戦(ユアスタ)までおあずけとなってしまった。
ソース:SANSPO.COM
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