08/07/24 21:46:54 0
ラジオ業界で、ちょっとした波乱があった。
6月度の首都圏ラジオ聴取率の調査で上位5局の順位は、トップがTBSで1.5%、
2位にはニッポン放送とNHK第1が1.0%で並んだ。そしてFM局のJ-WAVEが0.9%で
4位と大健闘した。5位には文化放送の0.8%、6位にTOKYO FMの0.6%と続く。
業界では「AMをFMが抜くのは、天と地がひっくり返るようなもの」と
文化放送に競り勝ったJ-WAVEに注目が集まった。
J-WAVE編成部は「順位より、ファンが増えることがうれしい」と昨年の同期に続く
2度目の快挙にも冷静。文化放送の三木明博社長は定例会見で「全体的にみても
1年前に比べると(0.1%)上がっているので悲観的な見方はしていない」と話した。
J-WAVEが躍進した背景を関係者がささやく。
「開局20年を迎え、コアな聴取者だった20歳だった人が40歳になった。番組表を
見渡すと、先鋭的な音楽番組だけでなく、夜には報道番組があり、深夜には
木村カエラやEXILEのMAKIDAIらが登場する。AMの長所も取り入れバランスが
取れている」
首都圏では高層マンションが急増しているが「AMは高いビルの地域に弱いが、
FMはアンテナを立てれば聴くことができる」(民放編成マン)と追い風もあったようだ。
いま各局が頭を悩ますのは、20-30年前にラジオの深夜放送で育った大人を
どう取り込むか。
「シニア層の聴取率が肝心。高級車のスポンサーは奪い合いです」(民放の営業部員)
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