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思わず耳を疑った。逆転負けの衝撃覚めやらぬ埼玉スタジアムで、うなだれる選手に
ブーイングが降り注ぐ。真っ赤に染まった忠誠心厚きゴール裏から、前代未聞の
チャント(歌)が最大の驚きだった。
「ゲルト、ゲルト、くそったれ!!」4度の大合唱が一部のレッズ・サポーターから
飛び出す。通常危険なファウルを犯した相手への中傷だが、自軍の指揮官が
標的となったのは97年のケッペル元監督以来。求心力ゼロと無策で、開幕2試合で
解雇されたオジェック前監督ですら受けなかった“解任動議”に、Jリーグ史上最速
700万人突破記念試合は、後味の悪さを残した。
日本代表DF阿部勇樹ら守備的主力3人を出場停止で欠いたが、FW高原が
前半7分、リーグ戦10試合ぶりの得点で先制。チーム通算800ゴール目は、
前線からのプレスにも勢いづいたが、「前半15分は良かったけど、あんなサッカーは
90分間不可能」と高原が吐き捨てるように言ったように、ガス欠状態。
後半10分、絶不調のFWエジミウソンではなく、田中達を交代させたことでスタンドの
雰囲気は不穏に。後半21分、高原の一撃が相手のハンドで阻まれる不運の直後に
カウンターから逆転弾を許すと万事休すだ。
「サポーターはじれている。だが、ここを突き抜ければ先は見える。今は我慢する時」
と藤口光紀社長は説明したが、戦術面の不備に憤怒のサポーターは指揮官と
直接会談を要求。関係者によると、試合直後、さいたま市内で監督はサポーターの
代表格と対面する緊急事態に突入したという。
「前向きな話し合いになったと思う」と浦和幹部は語るが、この会談自体もまた前代未聞。
27日の鹿島との大一番を前に、赤い悪魔が揺れている。
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川崎に逆転負けした浦和イレブンはがっくりとうなだれた
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