08/07/12 09:49:31 0
四月に一斉に始まった各局の新番組。三カ月がたち明暗が分かれる中、11%前後と
深夜枠で異例の高視聴率を誇り、ゴールデンタイムに進出したテレビ朝日「くりぃむナントカ」
(水曜午後7時)が苦戦している。クイズ系や一発芸バラエティーが幅を利かす今、
「ゆる~い」笑いを提供する貴重な存在の番組なのだが…。さあ、どうする?
番組責任者を直撃した。
深夜零時以降の時間帯に立ち上げ、午後十一時台で育て、ゴールデン(午後7-10時)に
昇格させるのがテレ朝の常とう手段。「くりぃむナントカ」も典型的な出世型番組。
午後十一時台だった一月二十一日には14・2%の最高視聴率を記録した。ところが
午後七時台に昇格した四月以降、初回こそ10・3%と二けたをキープしたが、その後は
5、6%台をウロウロしている。
番組は、「くりぃむしちゅー」の二人とゲストが毎回さまざまな企画に挑戦するバラエティーで、
特徴は「ゆるグダ」=ゆるくてグダグダ。タイトルからして、「コンビ名の下の部分までは
覚えられていない」から「ナントカ」になったという説が出るほどの脱力ぶり。ゲーム企画では
出演者は一応点数を競うのだが、「だから、どうした!」と突っ込みたくなるものが多い。
十六日の放送では、深夜時代の人気企画「ナンバー2選手権」が復活するが、これも
「芸能界は出るくいは打たれるからナンバー2を目指す」という趣旨のもと、値段や人気の
二位を当てる“後ろ向き”なゲーム。
ロケ現場をのぞいてみると、冒頭いきなり司会自ら「これ、ゴールデンで伝わるんでしょうか」
と言いだす始末。人気ナンバー2の料理を当てる撮影では、すべての皿を味わった揚げ句に
「考えるのが面倒くさい」と企画を根本から否定する発言が出演者から飛び出す。ペットの
値段当てでは小学校(閉校後の施設)の教室でナマケモノがのたくる。テンポが速く
ハイテンションな他の番組と比べると明らかに異質だ。
(>>2以降に続く)
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