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岡田彰布監督は9試合連続2ケタ安打について「みんなが自分の役割を
できているんじゃないか。その積み重ねが結果になったと思う」と胸を張り、
待望のクライマックスシリーズ進出へのマジック「55」が点灯したことには
「全然考えてないよ」と余裕の笑顔を浮かべた。そんなイケイケの猛虎軍団で、
ひそかに謎の紅茶ブームが起こっている。
仕掛け人は選手会長を努める赤星憲弘外野手だ。開幕直後から容器に入った
紅茶をベンチに持ち込み、練習の合間や試合中、試合後と暇を見つけては
飲んでいる。赤星に親しいチーム関係者に「オレはこの紅茶だけはやめられない。
なければ生きていけないほどなんだ。自宅の冷蔵庫に切らさないようにいつも
保存してある。これを飲めば疲れなんか吹き飛ぶんだ」と話し、この紅茶が
今季のパワーの源になっていることを明かしたという。
昨シーズン中から首の頚椎ヘルニアに悩まされている赤星は、今季も激痛と
闘いながらプレーを続けている。それでいて打率3割1分3厘、リーグトップの
56得点、同2位の21盗塁、同3位の出塁率4割6厘(8日現在)と独走する
チームを見事にけん引きする。
最近になって、チーム関係者から赤星の紅茶の存在を知った新井貴浩内野手が
試しに飲んだところ「これはおいしい」と絶賛。打撃成績も3割3分2厘、8本塁打、
57打点(8日現在)と下降線をたどることがないため、2人の活躍と紅茶の関係は
瞬く間に他ナインに知れ渡った。
チーム内では「きっとあれは市販されているような紅茶じゃない。インドかスリランカの
手に入らないような葉っぱを使ったやつなんじゃないか」とか「インドの偉いお坊さん
なんかが飲んでいる、特別な紅茶に違いない」などと熱い議論が交わされ、近く
赤星に紅茶の正体を聞くつもりだが、ついには「あの紅茶を飲んだら赤星さんや
新井さんのように大活躍できるはずだ。ぜひオレも飲んでみたい」という選手が続出。
赤星の謎の紅茶は争奪戦の様相すら呈している。
2005年の優勝時には金本知憲外野手が「疲れが取れる」と愛飲した缶コーヒーが
ブームになった。
今季はこの赤星紅茶で一気のゴールインを目指す
(東京スポーツ 7月10日(木)販売号より)