08/06/30 11:20:20 0
記憶喪失を乗り越えた西兵庫・西脇の左腕エース森位司(3年)が初戦を突破した。
雨の影響で10四死球と乱れたが、夢前(ゆめさき)打線を2安打4失点に抑え、
19-4の5回コールド勝ち。昨年11月の練習中、送球が後頭部を直撃した。
「病院で目が覚めたら、知らない人がいっぱい立っていた」と当時を思い出す。
自分の名前すら忘れ、数日間は野球部のコーチを父親と思いこんでいた。
投げる、打つなどの動作は体が覚えていたが、野球の知識も消えていた。
「グローブが何の道具か分からなかった」。チームメートやマネジャーの
助けを借り、ルールや変化球の握りを覚え直した。全快といえる状態に
なったのは今春。記憶を失う前より学校の成績も上がった。
「1回全部忘れてよかった。今は野球が楽しい」と、しみじみ言う。支えてくれた
仲間に感謝しながら、2回戦はシード洲本とぶつかる。
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